2つのカメラを搭載しているiPadは、そのフォームファクターが写真や動画の撮影にはあまり向いていないにもかかわらず、開発者が写真アプリや動画アプリの開発を検討しているのも当然と言えるでしょう。しかし、Appleが3月2日のイベントで証明したように、iPadを縦向きに持たなくてもカメラを使えるiPadアプリには、まだまだ可能性が残されています。例えば、FaceTimeやPhoto Boothといった、iPadのカメラを使ってユニークで面白い体験を生み出すソフトウェアがあります。そのため、近い将来にiPad用のCamera+が登場する可能性は低いでしょうが、カメラを使ったiPad向けの代替アプリのアイデアを複数の開発者が検討しているのではないかと私は考えています。
自撮り写真や動画ミラーリングアプリは今のところかなり有望ですが、iPad向けの拡張現実(AR)ソフトウェアの方が個人的には有望に思えます。All Things Digitalの報道によると、開発元のTotal ImmersionはAR Magic Mirrorを発表しました。これは、カメラをベースにしたARアプリで、ユーザーが様々な「ヘアスタイル、服装、アクセサリー」を仮想的に試せるというものです。これは、顔追跡技術を使って仮想メガネを試せるフランスのiPhone向けアプリに非常に似ています。実際、Total Immersionはこれを実現するために、ユーザーの顔を認識する技術を採用しています。
iPad 2の携帯性、処理能力、そして幅広い消費者層への普及により、今日ではシンプルな顔認識アプリが、美容製品の店頭で欠かせないメイクアップツールとなる日も近いかもしれません。同様に、従来のオンラインチェスゲームも、鮮やかな3Dキャラクターや環境を背景に、現実世界で大規模なマルチプレイヤーゲームへと進化していくかもしれません。
ARマジックミラーはApp Storeから無料でダウンロードでき、iPad向けの最初の拡張現実アプリの一つとなります。このトレンドは今後数ヶ月で進化し、急速に普及していくでしょう。下のビデオをご覧ください。
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フェデリコはMacStoriesの創設者兼編集長であり、アプリ、開発者、iPad、iOSの生産性向上に焦点を当ててApple関連の記事を執筆しています。2009年4月にMacStoriesを設立し、以来Apple関連の記事を執筆しています。また、アプリの世界を探求する週刊ポッドキャスト「AppStories」、メディアなどを楽しく探求する「Unwind」、そしてポータブルゲームと携帯ゲーム機革命をテーマにした番組「NPC: Next Portable Console」の共同司会者も務めています。