3年前、私は人生で何をすればいいのか分からなくなっていました。大学は私には向いていなかったし、そもそも好きでもない仕事を解雇されたばかりでした。両親に助けを求めずにどうやって生きていくかを考えなければならない状況に何週間も立ち尽くしていた時、ふと気づきました。数ヶ月Appleについて書いてみたら、もしかしたら私の書いたものを気に入ってくれる人がいて、それで生計を立てられるかもしれない、と。私は、ずっと好きだったこと、つまりテクノロジーについて議論することにしようと決意したのです。

今23歳で、毎日Apple製品について書いています。大規模なニュースサイトを運営しているわけでもなく、英語も完璧とは程遠く、スティーブ・ジョブズに会ったこともありません。これからも会うことはないでしょう。それでも、ポケットにiPhoneを忍ばせているような男が、情熱をビジネスに変え、毎日数人の読者に楽しんでもらえるようにしてくれたことに感謝しなくてはならないような気がします。それが私の信念です。朝ベッドから起きる原動力になっています。でも、ニュース報道なんてどうでもいいから、彼女と夜一緒に過ごす時間を増やした方がいいんじゃないかと、時々喧嘩になります。

スティーブ・ジョブズは、私たちの時代の先見の明のある天才であり、リーダーであり、アーティストであり、そして自分が好きなものも嫌いなものもしっかりと信じていた男です。

この個人的な、簡潔で誠実な「ありがとう」は、スティーブ・ジョブズの人格について語るものではありません。私たちは皆、そうした逸話を知っています。もし知らないなら、今こそ読み始める良い機会です。

スティーブ・ジョブズに感謝します。おかげで朝5時まで起きて文章を書けるような製品ができました。スティーブ・ジョブズに感謝します。彼は正しかったからです。「素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分が好きなことをすることだ」と。そして、私は自分が好きなことをやっていると確信しています。

ありがとう、スティーブ。