オーストラリア政府は本日、苦情を受けてオーストラリア分類委員会（ACC）に付託されたすべてのモバイルゲーム（場合によってはアプリも）について、審査の分類を実施する計画を明らかにしました。審査対象となったアプリは、オーストラリアで合法的に販売を継続するために、MA15+以下のレーティングを取得する必要があります。

政府は、この提案が通れば、AppleとGoogleは分類委員会によって禁止されたアプリを削除するとともに、分類を経たアプリは消費者が確認できるよう分類が表示されるようにすることで、これに従わざるを得なくなるだろうと述べている。

現在、オーストラリアでは、iPhoneやGoogleのAndroid OS向けのモバイルアプリを含む新しいオンラインコンテンツの分類が曖昧な状況にあり、技術的にはすべてのゲームを分類すべきだという意見もありますが、App Storeのアプリ数を考えると不可能な話です。内務大臣の新たな提案では、分類委員会に苦情が寄せられたゲームアプリのみを分類対象としており、大臣は分類を拒否される（禁止される）ゲームは「極めて少ない」と考えています。

Bjangoの開発者であるマーク・エドワーズ氏は、すべてのゲームアプリに強制的にレビューを課すというアプローチは「売上のわずかな割合を占めるオーストラリアでのリリースをほとんどの開発者が気にしなくなる」という点で、解決策は理にかなっていると述べた。しかし、エレクトロニック・フロンティアーズ・オーストラリアは、「海外でホストされているモバイルゲームを検閲することに大きな公共の利益があるとは考えにくい」とし、「iTunesのようなストアは既にゲームを厳しく検閲している」と述べた。

この提案を進めるために必要な法改正については、オコナー氏はまずオーストラリア司法長官の承認を得てから、連邦議会の承認を得る必要がある。フェアファックス・メディアはアップルに連絡を取ったが、コメントはできないと回答した。

[シドニー・モーニング・ヘラルドより]