Automattic、相互運用可能なメッセージングサービスTextsを買収

Automattic、相互運用可能なメッセージングサービスTextsを買収
Automattic、相互運用可能なメッセージングサービスTextsを買収

本日、Automattic は、多数のチャットおよびメッセージング アプリを一箇所で管理できるワンストップのデスティネーションを構築してきたスタートアップ企業 Texts を買収しました。

ブログプラットフォームWordPress.comとTumblrを運営するAutomatticは、近年、Day OneやPocket Castsといったアプリの開発元を含む、数多くの企業を買収してきた。今回の買収は、同社にとってメッセージング分野への初進出となる。

Textsは有料サービスで、iMessage、WhatsApp、Telegram、Signal、Messenger、Twitter、Instagram、LinkedIn、Slack、DiscordのDMなど、複数のプラットフォームでメッセージを1つのアプリから送受信できます。Beeperなど、オープンソースプロトコルMatrixを使って同様の試みをしている企業は他にもありますが、Textsは少し異なります。複数のサービスからのメッセージを処理するための独自の技術スタックを開発しており、同社によると、メッセージを自社サーバー経由で送信する必要がなく、エンドツーエンドで暗号化されているとのことです。Textsは、対応するメッセージングプラットフォーム間で直接メッセージを送信します。現在、TextsはMac、Windows、Linuxで利用可能で、iOSアプリも開発中、Androidアプリもロードマップに含まれています。

AutomatticのCEO、マット・マレンウェッグ氏と今回の買収について話す機会がありましたが、会話から彼が今回の買収を、同社がオープンウェブプラットフォームを支援する上で自然な流れだと捉えていることがはっきりと分かりました。また、WordPress.orgやTumblrがMastodonなどのフェデレーション型ソーシャルネットワークを支えるActivityPubプロトコルを採用していることも、今回の買収と非常に合致しています。

他のサービスと相互運用性のないサイロ化されたメッセージングサービスを提供する企業のリストが拡大し続けていることを考えると、Textsのようなサービスへの需要は時間とともに高まる一方でしょう。Automatticの支援を受けることで、Textsはより多くのメッセージングサービスに相互運用性をもたらし、より多くのOSへのサポートをより迅速に拡大するためのリソースを確保できるはずです。そして、立法機関や規制当局がテクノロジー企業に対し、メッセージングプラットフォームのオープン化を求める圧力をかけ続ける中で、競争が激化する市場において、Textsの競争力をさらに高めることができるでしょう。

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