今朝、オンラインストアが5時間ダウンした後、Appleは9.7インチiPadの新しい基本モデルを発表した。

32GB Wi-Fiモデルは329ドルから、シンプルに「iPad」という名称で販売されるこの新型デバイスは、iPad Airシリーズの低価格版となるようです。同社のiPadラインナップには、iPad mini 4、新型「iPad」、そして既存の9.7インチと12.9インチのiPad Proが含まれています。iPad Proはどちらのモデルも今朝アップデートされていません。一方、iPad mini 4は、同じ価格でより大容量のストレージを提供しています。128GB Wi-Fiモデルは399ドル、128GB Wi-Fi + Cellularモデルは529ドルです。

「iPadは世界で最も人気のあるタブレットです。テレビや映画の視聴、ウェブサーフィン、FaceTime通話、写真の鑑賞など、あらゆる用途で9.7インチの大型ディスプレイをご利用いただいており、さらにお求めやすくなりました」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。「新しいお客様も、iPadのアップグレードをご検討中のお客様も、美しいRetinaディスプレイ、パワフルなA9チップ、そしてiPad専用に設計された130万本以上のアプリケーションを備えたこの新しいiPadを、ご家庭、学校、そして職場できっと気に入っていただけるでしょう。」

新型iPadについては、価格の引き下げとラインナップにおける新たなポジション以外、特筆すべき点はあまりありません。Appleは、最も人気の高いモデルを事実上、内部構造をアップグレードして再発売しました。例えば、2014年のiPad Air 2のA8X CPUをA9チップに置き換えるなど、様々なコンポーネントが採用されています。新型iPadはiPad Air 2からのアップグレードであり、旧モデルよりも価格も安くなっています。

9.7インチiPad Proと比較すると、新型iPadはApple PencilとSmart Keyboardに対応しておらず、12MPカメラではなく8MPカメラを搭載し、動画撮影は4Kではなく1080p、反射防止コーティング、True Tone、広色域（P3）を備えたフルラミネートディスプレイは搭載されていません。新型iPadは、同サイズのiPad Proモデルよりもわずかに厚くなっています（7.5mm対6.1mm）。Pro機能が搭載されていないことが、2つの9.7インチモデルの価格差を説明しています。新型iPadは、どちらの構成でも9.7インチiPad Proよりも270ドル安くなっています。

最近の憶測とは裏腹に、AppleはiPad Proシリーズに、2015年後半と2016年初頭にそれぞれ発売された12.9インチモデルと9.7インチモデルに高速なパフォーマンスと一貫性をもたらすような新モデルを投入していません。iPad Proファミリーは依然として2つのラインで異なる機能を提供しており、12.9インチiPad Proは急速充電とUSB 3.0転送速度に対応し、9.7インチiPad ProはTrue Toneディスプレイと広色域をサポートする唯一のモデルとなっています。

新しい9.7インチiPadは3月24日（金）に発売され、来週から20カ国以上で販売が開始されます。iPadは2つのモデル（32GB Wi-Fiモデル（329ドル）と32GB Wi-Fi + Cellularモデル（459ドル））で、お馴染みのシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色展開となります。