購読しているウェブサイトをすべて1つのアプリケーションにまとめようとするのは、全く新しい発想ではありません。Mac版SocialiteやiPhone版Egoといったアプリは、最も人気のあるソーシャルネットワークを1つの、そして簡単にアクセスできる場所に統合することに成功しており、ユーザーが何が起こっているのか、何を見逃しているのか、そして全体的に何が新しいのかを非常に簡単に確認できるようにしています。

Oobah Studios のSpongeは、iPhone 向けの新しいアプリケーションです。インターネットのフィードを一画面に集め、様々なアカウントの最新情報をキャッチアップできます。非常に優れたアプリですが、調整や修正が必要な点がいくつかあるようです。その詳細を以下でご覧ください。

まず、Spongeの現在のバージョン（1.2）は、Twitter、Facebook、RSS、Youtube、GMail、Flickrをサポートしています。開発者は既にTumblr、Atom、Google Buzzへの対応を発表しています。Delicious、Pinboard、Read It Laterのエントリが実装されれば素晴らしいのですが、それでも非常に良いスタートです。新しい「インターネットフィード」を追加するには、+ボタンをタップするだけで、サポートされているサービスから選択できます。システムはシンプルで高速なので、私は1分もかからずに好みのサービスを追加できました。

これで Sponge のメイン画面が表示され、すべてのフィードと未読数がさまざまな色のタブの形で表示されます。フィードをタップすると新着情報 (Gmail でも Twitter でも Flickr でも) を確認でき、読んでいくと未読数が減っていくのがわかります。コンセプト自体はシンプルで素晴らしいのですが、実現にあたっていくつか不満点があるので、言及せずにはいられません。まず、Gmail は Web インターフェースでレンダリングされますが、これはアプリの UI とはあまり合っておらず、関連性がなく場違いな感じがします。Gmail フィードのためにそれが必要な代償であるなら、ぜひ削除してください。次に RSS フィードですが、「すべてを既読にするボタン」がまったくありません。つまり、MacStoriesフィードをアプリに追加したとき（ウェブサイトのURLを入力するだけでSpongeが自動的にフィードのアドレスを取得してくれるのがすごく便利です）、Spongeが最新の200件のアイテムを取得してくれたのですが、すべてのフィードを入力して既読にする時間がないので、まだそこに残っているんです。マジで？

内蔵のTwitterクライアントはかなり優秀です。今や定番の「引っ張って更新」ジェスチャーに対応していて、ツイートを1つ表示したり、返信したり、そしてもちろんツイートもできます。まあ、本当の「クライアント」ではないかもしれませんが、少なくともツイートはできます。とにかく、中毒性がありますね。FlickrとYouTubeのサポートもしっかり実装されていますが、Facebookはあまり使わないので、まだ試していません。

総じて言えば、Spongeはいくつか欠点はあるものの、将来有望なアプリです。今後数回のアップデートで修正されることを期待しています。開発者が機能追加を続け、UI（Sean Martell氏によるアイコンは言うまでもなく、既に美しい）を改良し、バグを抑制し続ければ、Spongeは2010年のiPhone向け最高のネットワーキングアプリの一つになるでしょう。それまでは、開発者を信頼して、 App Storeで1.99ドルでアプリを購入しましょう。