AppleがShazamを買収した際、この人気の楽曲識別・音楽発見アプリの将来がどうなるのかと人々は懸念していました。大企業に買収されたアプリがApp Storeから削除されたり、開発が大幅に遅れたりするのは珍しいことではありません。また、ShazamがAppleの音楽ストリーミングサービスのライバルであるSpotifyのサポートを継続するかどうかについても疑問が投げかけられました。

実のところ、ShazamはAppleによる買収以来、アップデートを続け、Spotifyをサポートしています。実際、買収以降、Shazamには少なくとも4回のアップデートがあり、本日のアップデートでは歌詞の同期機能が追加され、アプリの検索結果画面のデザインが刷新されました。

新しいUIは見栄えが良く、結果画面の大部分を占めるのはアーティストの背景画像です。最前面には大きな再生ボタン、アプリが認識した曲名、そしてアーティスト名が表示されます。アートワークをタップすると、アーティストとアルバムの画像が表示される場合があり、さらにアーティスト、アルバム、曲、リリース日に関する詳細情報も表示されます。

結果画面の上部には、横にスワイプすることでアクセスできるメニューがあり、歌詞、ビデオ、アーティストの追加曲、関連アーティストが表示されます。曲の再生中に歌詞画面にスワイプすると、再生中の曲と完全に同期して歌詞が表示されるので、即興でカラオケをしたい時に最適です。Apple MusicとSpotifyのプレイリストへの曲の追加も効率化され、プレイリストへの曲の追加に必要なタップ回数が1回減りました。

ただし、iOS 11.3ベータ版をご利用の場合、アプリ全体で再生が機能しなくなることにご注意ください。再生ボタンをタップするとUI全体がフリーズし、アプリを強制終了する必要があります。ただし、ベータ版以外の環境では、再生は正常に動作します。

ShazamはApp Storeで入手できます。