私はLast.FMやthesixtyoneといった、新しい音楽に出会えたり、特定の気分に浸ったり（あるいはそこから抜け出したり）させてくれるサービスが大好きです。Ghostly Discoveryは、気分を盛り上げてくれる無料アプリです。少なくとも、そうしようとしてくれます。本当に愛したいアプリですが、一方で、明らかな欠点もいくつかあるので、見過ごすわけにはいきません。

ちょっと見てみましょうか？

Ghostly Discoveryのセールスポイントは、スペクトル上の特定の色を選択できるムードホイールです。その後、再生している音楽の種類に合わせてデジタルスライダーとBPMスライダーを微調整できます。シンプルなコンセプトですが、素晴らしい可能性を秘めています。アプリを初めて開くと、どの色がどのムードを表しているかを説明する短い説明が表示されます。忘れてしまった場合は、画面左下の情報ボタンを押せばチュートリアルに再度アクセスできます。選択が完了したら、ディスカバリーボタンを押せばすぐにゲームが始まります。とてもシンプルです。

「気分次第」なら、Ghostly Discoveryはあなただけのために作られたプレイリストを選曲してくれます。音楽プレーヤーには、一時停止や早送り・巻き戻しボタンなど、基本的な機能はすべて揃っています。不思議なことに、アプリ内に音量スライダーが見当たらないのは残念です。音楽プレーヤー自体は少し使いにくく、Winampのスキンで見かけるような非常に小さなサイドパネルに多くの情報を表示しようとしています。テキストが長すぎると、Ghostly Discoveryはタイトルをパネル上で前後にスクロールさせてしまいます。

もう一つのパネル、アルバムパネルも直感的に使いにくいです。アルバムアートワークをタップすれば何か反応するはずなのに、残念ながら何も起こりません。代わりに、メニューボタンをタップして追加オプションを表示させなければなりません。例えば、聴いている曲をiTunesで購入できる、といった具合です。これとアーティストプロフィールは良いのですが、設定（暗くする）まで押し込んだのは奇妙だと思います。他の選択肢と全く調和していません。

右上にある小さな「戻る」「進む」ボタンでムード画面とストリーム画面を行き来できますが、親指が太い方には使いにくいかもしれません。ムード画面のデザインは素晴らしいのに、ストリーム画面とアプリのナビゲーションのレイアウトが貧弱なのは不思議です。

Ghostly Discoveryの最後の機能は、曲をお気に入り登録する機能です。アカウントを作成すれば、聴きながら曲にスターを付けることができます。私はこの機能を使ったことはありませんが、お気に入りの曲のプレイリストを作成したい人には便利です。

しかし、このアプリの問題点としては曲のクオリティーが低いかもしれません。心血を注いで創作に取り組んでいるアーティストの方々には深く敬意を表しますが、Mobius Bandを除いて、本当に気に入った曲は見つかりませんでした。同じバンドが何度も繰り返し流れるのには飽きてしまいました（Ghostly Discoveryは自社のカタログからしか曲を再生しないため）。正直なところ、ムードセレクターは確かに機能するものの、バンドがどれも似たり寄ったりで、あまり意味がありません。このコンセプトをより大規模なサービスに適用すれば、バラエティに富んだものになるだけでも素晴らしいと思います。

Ghostly Discoveryは、ghostly.comを頻繁に閲覧する人向けのサービスです。ただし、カタログに登録されているアーティストしか利用できず、コレクションも少ないため、すぐに飽きてしまう可能性があります。このアプリは、見た目のUIの素晴らしさ（表面上は）を理由に勧められたのですが、私自身は気に入っているものの、長く使い続けるかどうかは分かりません。新しいバンドを発見したい人は、週末のドライブにおすすめの曲がないか、カタログから探してみるだけでも良いかもしれません。

このアプリケーションについては、Ghostly の Discoveryページで確認できます。