iOS 5とOS X Lionの開発者向けシードリリース直後、AppleはDev Centerを更新し、開発者向けiCloudベータ版のページを追加しました。このページには、iOSデバイス、Mac、iPhotoでiCloudを利用するための手順がすべて記載されています。さらに、Appleは新しいフォトストリーム機能を別の開発環境でテストできるように、iPhoto 9.2のダウンロードリンクも提供しています（既存のライブラリは移植されません）。明らかに、これらの機能の多くはLion専用であり、Appleは開発者に対し、iCloudの機能をテストしたい場合は最新のOS X Developer Previewをダウンロードするよう明確に指示しています。

iPhoto アップデートは、現在お使いの iPhoto を置き換えます。既存の iPhoto ライブラリは、このバージョンの iPhoto では開けません。そのため、このリリースを使用する際は、テスト/開発システムでのみ作業することをお勧めします。Mac OS X をクリーンインストールし、元のインストール DVD または Mac App Store からダウンロードして iPhoto を再インストールしない限り、システムを以前のバージョンの iPhoto に戻すことはできません。

Windows用のiCloudコントロールパネルも利用可能になり、iCloud経由でPC上で「フォトストリーム、連絡先、カレンダー」を有効化できます。新しいiCloudアカウントは、iOS 5のセットアップアシスタントまたは設定アプリで設定できます。Lionでは、システム環境設定のインターネットアカウントセクションからiCloudを有効化できます。この操作には、おそらくDeveloper Preview 4が必要になるでしょう。すべてのデバイスにインストールして有効化した後、Appleは開発者に対し、新機能のテストとLionおよびiOS 5の新しいAPIの活用を呼びかけています。今朝発表されたiCloudストレージAPIが、開発者によってどのように実装されるのか、注目が集まります。